研修医室に引きこもり

研修医や看護師に役立つことを書いていきます

アスピリン喘息とピリン系アレルギーは違う!

アスピリン喘息

アスピリン喘息、NSAIDs不耐症、NSAIDs過敏症、アスピリン不耐症などとも言います。

ピリン、非ピリンに関わらず、アスピリン、非アスピリンに関わらず、ほぼすべての解熱鎮痛薬にたいしてアレルギー反応を示す。

 

鼻茸や鼻ポリープのある方におおい。嗅覚が低下していることもある。

 

起きてしまったときの対処法

・アドレナリンが有効である

・ステロイドの静注は禁忌!!(注下)

・抗ヒスタミン薬は有効

 

NSAIDs過敏では、コハク酸エステルヒドロコーチゾン(サクシゾン、ソルコーテフ)などの静注で強い喘息発作が生じる。

リン酸エステル型ステロイド(水溶性プレドニン、ソルメドロール)では、ほとんど影響がない

 

以上の理由により、当院では喘息患者さんにはアスピリン喘息かそうでないかにかかわらず、ステロイドを使うならハイドロコートン(ヒドロコルチゾンリン酸エステル)を使うことが多いです。

 

使える解熱鎮痛薬は?

→塩基性NSAIDs(ソランタール、ペントイル、メブロン)や

ペンタゾシン、モルヒネは使用可能

 

カロナールは使用可であるが高用量になると発作をおこすことが多い。

COX2選択的阻害薬 セレコックスは使用可能!!

 

本物のアスピリン不耐症の患者さんは手帳をもって使える薬剤が明記されていることが多いです。

 

ピリン系アレルギー

アスピリンはピリン系ではない!!

アミノピリンやスルピリンなどのピラゾロン系の薬をいう。厳密にいえばNSAIDsではないがNSAIDsに分類されることも

イソプロピルアンチピリンが成分としては市販薬に多く含まれる。

SG配合顆粒、クリアミン、スルピリン、セデスハイなどがこれにあたります。

 

 

自称「ピリン系アレルギー」の人は実際はアスピリン不耐症であってピラゾロン系のアレルギーではないことがおおい!