研修医室に引きこもり

研修医や看護師に役立つことを書いていきます

ステロイド外用薬について。

なんかよくわからないから皮膚科にコンサルト・・・というのはもう恥ずかしいのである程度自分でできるようになりましょう。

 

ステロイドを使うのは・・・・接触皮膚炎、抗がん剤の注射漏れ、虫刺され、熱傷くらいでしょう。自分で診断できて処方できるのはこれくらいです。

 

まずは

軟膏
クリーム
ローション

の使い分けです。

 

軟膏が一番ベースになります。不純物が少なくて刺激も少ない。傷口に塗るならこれですがベタつくという欠点があります。

ベタつきを改善したのがクリームになります。さらにベタつきを改善したのがローションですが刺激は強いので傷口には向いていません。

 


・ステロイドのランク分け。


各ランクごとに2種類は覚える必要があります。ステロイドとはいえかぶれる場合があるのです。
病院によっては同じアンテベートでも軟膏しか採用していなかったりします。
そういう場合は軟膏はこれ、クリームはこれというように2種類覚えるのがいいです。

ランクは5種類ありますがweakのプレドニゾロンは皮膚科でもまず使わないので不要です。strongestも皮膚科ではなければ使うことがないので覚えなくてもいいでしょう。

よって覚えるのはvery strong , strong, mild(medium)の3つで2つずつです。
アンテベート、フルメタ、マイザー、メサデルム、ボアラ、リンデロンV、リドメックス、キンダベート、ロコイド、アルメタ・・・・どれでもかまいません。


・使い分け・・・どこに塗るのか。


まず成人か小児でわけます。小児のほうが皮膚が薄く吸収されやすくなるので大人に比較し弱いランクで事足ります。
very storngを使っていたところが12歳ならstrongでよかったり、5歳ならmildでもいいです。

 

次に、顔と股間が吸収率が高いことを覚えます。

成人で四肢体幹に塗るなら very strong
成人で顔、陰部に塗るなら mild

12歳の子供の四肢体幹に塗るならmild〜strong
12歳の子供の顔、陰部に塗るならweak〜mild

 

・ではどんなときに塗るのか。
擦過傷:ぬりません。感染を惹起するだけです。

接触皮膚炎、抗がん剤の注射漏れ、虫刺症、凍傷、熱傷。この5つだけです!